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産婦人科・女性内科

産婦人科・女性内科診療

  • 産婦人科・女性内科診療について
  • 男性と女性ではもともと生理機能や構造に違いがあり、病気の発生や症状の出方は異なります。
    女性の心とカラダに配慮した総合的な医療が求められているのです。
    一般的な婦人科診療にとどまらず、ホルモンバランスの変化に伴う諸症状(精神的な変化、胃痛など消化器的な症状)など女性専科で診療を行います。
診療項目

一般産婦人科診療(保険診療)、子宮がん検診、不妊相談など。
風邪やインフルエンザなどの一般内科、ワクチン接種、更年期などに伴う不定愁訴など様々な症状に対応いたします。何でもご相談ください。

世代別症状

世代別症状 思春期

初潮(月経発来)や体の発育など多彩な変化が起こり環境の変化やストレスなどで気持ちやカラダに影響する時期でもあります。
とても繊細でデリケートな時期です。

代表的疾患

月経不順
初潮(月経開始)からしばらくは月経のリズムが整わないことがよくあります。あまり神経質に考えず経過を見守りましょう。但し、出血が何週間も続いたり、月経血が多量であるなどの異常がある場合は一度受診ください。
無月経
月経には個人差がかなりありますが、14歳を過ぎても初潮が来ない場合は一度受診をおすすめします。
ニキビ
思春期は、皮脂が過剰に分泌され、毛穴の部分に皮脂がたまり、アクネ菌が繁殖して炎症を起こしニキビができやすくなります。また、女性の場合はホルモンの状態にて月経周期が影響を及ぼすこともあります。
ニキビは一度できてしまうと痛みや炎症を繰り返すとともに色素沈着や凹凸など跡が残ってしまいます。
皮膚の病気だけだと思っていると大間違いです。お顔の変化は精神的なストレスになりメンタル的にもかなりの影響が出てきます。早めに対応することで跡を残さないようにしましょう。
ニキビ治療について
月経困難症(生理痛)
子宮筋腫や子宮内膜症など月経困難症状をおこす疾患があります。また、病的なものがなくても生理痛などがおこり、時には嘔吐する方もいます。
痛みどめや漢方薬、ホルモン剤など治療法は様々です。
PMS(月経前症候群)
月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。症状としてはイライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下などがあります。
大多数の女性が何らかの症状を自覚されております。
治療としては
  1. お薬によらない治療法
  2. 排卵抑制療法
  3. 漢方薬
などがあります。

世代別症状 成人期

子供から大人の女性へ妊娠や出産などたくさんの変化がおこる時期です。様々な変化に伴い、身体の変調も起こってきます。

代表的疾患

PMS(月経前症候群)
月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。症状としてはイライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下などがあります。
大多数の女性が何らかの症状を自覚されております。
治療としては
  1. お薬によらない治療法
  2. 排卵抑制療法
  3. 漢方薬
などがあります。
不正出血
婦人科では外来受診をされる患者さまの多くが自覚される症状です。
月経(生理)時以外に出血をきたす状態をいいますが原因については様々です。
ホルモンの異常やガン、膣炎などが原因により月経時以外に性器から出血することを不正性器出血と言います。
真っ赤な出血の場合もありますが、茶褐色であったり黄色であったり様々です。
排卵期などに起こる中間期出血など機能的(病気ではない)な出血もありますが病気の可能性もありますので要注意です。
月経困難症
産婦人科ではよく聞く症状だと思います。
月経困難症は、月経の開始とともに症状があらわれ月経の終了前あるいは終了とともに消失します。単なる痛みだけでなく悪心、嘔吐、下痢、頭痛などさまざまな不快な症状を伴うことがあります。月経困難症はふたつの種類があります。
  1. 原発性月経困難症
    子宮や卵巣など骨盤の中に痛みの原因となる病気がない月経困難症をいいます。
  2. 続発性月経困難症
    痛みの原因となる病気(子宮筋腫、子宮内膜症など)が骨盤腔内にある月経困難症をいいます。
月経不順
月経開始日から、次の月経が開始するまでを月経周期といいます。月経には期間や出血量など個人差がありますが、月経周期は25日~38日であれば正常です。
  • 稀発月経:周期が39日以上と長いとき。
  • 頻発月経:月経周期が24日以内と短いとき。
  • 続発性無月経:妊娠以外で3か月以上月経のこないとき。
  • 原発性無月経:18歳以上になっても1度も月経のないとき。

続発性無月経は過度のダイエット、肥満、ストレスや環境の変化などが原因でホルモンのバランスが崩れおこることがあります。
その他、脳下垂体の腫瘍などが原因のこともありますので時には注意が必要です。
不妊症
不妊の状態とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交渉をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。
※日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」としています。
原因に関しては、女性側の原因、男性側の原因があり現在では半々の割合だといわれています。
この期間にかかわらず心配になればすぐにご相談ください。
子宮内膜症
子宮の内側にある子宮内膜が違う場所に発生してしまうことで生理痛などが起こります。骨盤内臓器の癒着などといったさまざまな病状を引き起こします。子どもを産み育てる世代(生殖年齢層)にある女性の5~10%は子宮内膜症に罹患していると言われています。
この痛み(疼痛)は、就学、就労の妨げとなるだけではなく不妊症の原因ともなっておりQOLを著しく損ないます。
カンジダ膣外陰炎
カンジダとはカビの一種で常在菌~常にからだのどこかに存在しているのです。そのため、カンジタ菌それ自体は問題ありません。
その菌が膣内に繁殖し、外陰部のかゆみや酒かすのようなおり物など症状が現れて初めて治療が必要になってきます。
膣内にカンジダ菌が繁殖する原因については、はっきりしていませんが一般的には自己免疫力が低下することにより発症します。
また、妊娠中・糖尿病・抗生剤・ステロイドなどを使用中に発症することがあります。
STD(性行為感染症)
性生活により感染する病気のことです。
主な病気としては、淋菌・梅毒・クラミジア・軟性下疳・性器ヘルペス・HPV感染(子宮頸がんの原因ウイルス)・尖圭コンジローム・トリコモナス・カンジタ・B型肝炎・AIDSなどがあります。
子宮頸がん
HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因です。以前は発症のピークが40~50歳代でしたが、最近は20~30歳代の若い女性に増えてきており、30歳代後半がピークとなっています。国内では、毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3,000人が死亡しています。初期には無症状であるため、定期的な検診が大切です。
卵巣腫瘍
卵巣腫瘍は、一般に腫瘍が小さい場合は無症状のことが多く自覚がありません。定期的な健診にて発見されることもあります。時には卵巣腫瘍の付け根部分がねじれたり(卵巣腫瘍茎捻転)、破裂したりして激しい下腹痛が出現することもあります。卵巣腫瘍の約90%は良性で、約10%が悪性とされています。

壮年期

カラダの変化だけではなく、ご家族や社会的にたくさんのものを背負って来られた時期です。一人で我慢せずに相談しましょう。

代表的疾患

子宮頚がん
子宮頸がんのほとんどは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染が原因です。以前は発症のピークが40~50歳代でしたが、最近は20~30歳代の若い女性に増えてきており、30歳代後半がピークとなっています。国内では、毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3,000人が死亡しています。初期には無症状であるため、定期的な検診が大切です。
子宮体がん
子宮体がんは子宮の内側にある、子宮内膜から発生するがんです。いわゆる子宮頚がん検診では発見されませんが、初期から不正出血などの症状がでます。未産婦の方や肥満の方はリスクが上昇します。
不正出血
婦人科では外来受診をされる患者さまの多くが自覚される症状です。
月経(生理)時以外に出血をきたす状態をいいますが原因については様々です。
ホルモンの異常やガン、膣炎などが原因により月経時以外に性器から出血することを不正性器出血と言います。
真っ赤な出血の場合もありますが、茶褐色であったり黄色であったり様々です。
排卵期などに起こる中間期出血など機能的(病気ではない)な出血もありますが病気の可能性もありますので要注意です。
うつ症状
うつ病はだれにとっても身近な病気です。精神的につらいこと悲しいことがあると気分が沈んだり落ち込んだりすることは誰しも経験します。
しかし、うつ病は辛い気持ちが持続し、この様な一時的な変化ではありません。
症状が持続し仕事や日常生活のほとんどに支障が出てしまいます~これがうつ病なのです。
きちんと治療すればずいぶん症状が楽になります。早めに婦人科や心療内科などを受診しましょう。
帯下の異常 ~におい外陰部~尿道周囲の違和感
膣自体には自浄作用があり膣内を酸性に保ちながら雑菌などの繁殖を抑制し膣の中の環境を守っています。時に、女性ホルモンのバランスや体調を崩すことで自浄作用が低下し、腟炎を発症します。
また、STDと言われるような感染症による帯下の増加やにおいの異常が起こることもありますので日頃から、においや色など注意してみてみてください。
また、萎縮性膣炎のように慢性的な炎症が持続して外陰部や尿道周囲の違和感を自覚される方もいます。
更年期症状
閉経前後になるとホットフラッシュ、めまい、関節痛、イライラ、落ち込み、倦怠感など様々な症状が現れます。症状によりホルモン補充、漢方薬、プラセンタ注射などの治療を行います。
子宮下垂~子宮脱
子宮は骨盤内に靭帯でつりさげられており妊娠、出産、加齢に伴う靭帯の損傷が原因で緩んできてしまいます。そのため、子宮を支えきれなくなり子宮が下がったり外陰部より脱出したりするのです。
子宮下垂・脱は、子宮が元の位置より下降したものを子宮下垂といい、これがひどくなり外に脱出した状態を子宮脱といいます。脱出の程度により子宮の前後にある膀胱や直腸を巻き込んで脱出することもあり排尿困難、排便困難になることもあります。
骨粗鬆症
骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
女性ホルモンの減少や老化と関連があり更年期に起こる病状の一つです。日本には約1,000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。骨粗鬆症になっても、痛みはないのが普通ですが転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。

(日本整形外科学会一部抜粋)

診療内容